ステップ&リピート加工が隠れた製造コストを生む理由
境界部の見た目だけの問題ではない
レーザーの加工範囲が足りない場合、ワークを動かしながら複数領域をつなぐステップ&リピート加工が使われます。しかし、量産で問題になるのは、境界線が見えるかどうかだけではありません。
ワークごとの停止、再位置決め、補正、境界部のオーバーラップ、焼けやムラの検査、必要に応じた再加工が積み重なります。ひとつずつは小さな負担でも、生産数量が増えるほどタクトと歩留まりに効いてきます。
大面積一括加工は、品質と生産性を同時に変える
タッチパネル製造のように大面積加工が必要な工程では、分割加工に伴うつなぎ目の品質悪化や生産効率の低下が課題になります。そこで、我々は、大面積を一括で扱う構成を設計しました。加工面積は、装置仕様の数字ではなく、工程設計の変数です。
- 停止・再位置決めの回数が減り、タクトが安定する
- 境界部に起因する補正や検査の負担を抑えやすくなる
- オーバーラップ部で発生する焼けやムラのリスクを減らしやすくなる
- 生産性向上
加工範囲は、装置仕様ではなく量産工程の設計要件である
必要な加工範囲を一括で扱える設計は、品質安定と工程短縮の両方に寄与します。弊社が開発する大面積3DレーザーマーカーPICTURAは、印字装置の延長ではなく、大面積加工を製造プロセスとして成立させるためのプラットフォームです。