Solution 02

透明樹脂同士のレーザー溶着

Clear To Clear Welding

――吸収剤不要。透明なまま、溶着する。

これまで「レーザーでは不可能」とされてきた、透明樹脂同士のダイレクト溶着。添加剤や接着剤を一切使用せず、光の物理特性だけで強固かつクリアな接合を実現するプロセス技術です。

Challenge: Constraints Inherent In Transparency

レーザー溶着の原理は、材料が光を吸収し発熱することに基づきます。そのため、光をほとんど透過する透明樹脂同士の接合には、黒色顔料などの「吸収剤」を片方の材料に塗布するか、別途接着剤を使用する必要がありました。

しかし、これらは医療機器や光学部材における「コンタミ(異物混入)リスク」や「意匠性の欠如」といった課題を生んでいました。

透明樹脂溶着の課題
Solution: Selective Heating Process

透明樹脂は基本波(1064nm)を透過しますが、中赤外(2μm)は吸収します。工程の制御・組込能力を活用し、界面のみでエネルギーを吸収・溶着を可能にするプロセスを確立しました。

導入のメリット

  • デザインフリー: 完全に透明なプロダクトデザインが可能。
  • クリーン接合: 接着剤由来のアウトガスや、塗布工程のばらつきを排除。
  • 医療・バイオ対応: 医療用デバイス、流路デバイス、センサー部品など透明性が必須な分野に最適。
界面加熱プロセス
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