Solution
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エナメル線被覆剥離
単一UVレーザーによるエナメル線被覆剥離
Single Laser Cleaning
――2つの光源は、もう要らない。
エナメル線の被覆剥離は、モーター製造における重要工程の一つであり、加工品質や生産性に直結します。
EVモーター等のエナメル線被覆剥離加工において、従来常識とされていた「2波長(UV+IR)併用プロセス」を刷新。プロセス条件の最適化により、単一波長のみで銅を傷つけずに被覆を除去する、高効率な量産ソリューションです。
課題: 2波長による剥離加工
Challenge: 2 Laser Process
エナメル線の被覆剥離において最大の課題は、絶縁被覆(樹脂)を除去しつつ、導体である「銅」へのダメージ(減肉・熱影響)をいかにゼロにするかです。従来のレーザー加工では、単一の光源ではこの制御が難しく、以下の多段プロセスが一般的でした。
- UVレーザーで粗削り: 樹脂の吸収率が高いUVで大半を削るが、銅を傷つけないよう出力を抑えるため、薄く樹脂が残る。
- IRレーザーで仕上げ: 銅への反射率が高い(吸収されにくい)IRを当て、銅を残しつつ残りの樹脂を飛ばす。
2種類の光源を用いるので、コスト・複雑性が増大し、レーザー装置導入の障壁となっていました。
解決: UV単一波長のプロセスを実現
Solution: Single Laser
「UV一本では銅を削りすぎてしまう」という課題に対し、プロセス条件の最適化によってアプローチしました。UVレーザー単一波長であっても、銅導体へのダメージを最小限に抑え、被覆のみをクリーンに除去する条件および工程を確立しました。
導入のメリット
- 設備コストの半減: IR光源・光学系が不要となり、イニシャルコストを大幅に圧縮。
- タクトタイム短縮: 複数波長の切り替えや多段スキャンのロスを削減。
- メンテナンス性: 光源管理が1系統になり、量産時の保守負担を軽減。
- 省スペース化: 光源・光学系の構成がシンプルなため、装置の設置面積を小さく抑えられます。
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